投資

投資はするべき?

資産

2022年4月、日本の金融リテラシー向上を目的として高校の授業でも正式に「投資」の授業が開始されました。

国は「貯蓄から投資へ」をスローガンに、個人の積極的な投資活動により日本経済の底上げや、年金制度だけに頼ることなく自力での老後資金を確保してもらうための数々の施策を打ち出しています。

とは言え、わざわざリスクが生じる投資をするべきなのか、個人の見解を述べていきます。

いきなり結論

間違いなく投資はした方が良いです。

これは「絶対に儲かるから」と言っているわけではなく、多少損したとしても投資は経験した方が良いということです。

ただやみくもに株を買えば良いのかと言えばそんなことでもなく、投資対象を自分で選ぶという作業がとても有意義なものになります。

例えば、「日本株が良いかな」と思えばどの企業の株を買うかネットなり書籍なりで調べるでしょう。良さそうな企業の株を見つけたら、次はその企業のホームページを見たり、今後株価が上がりそうか情報を仕入れようとするでしょう。

株を買うとなれば証券会社の口座開設、株の売買方法、株の仕組みまで一通り学習することになります。もうこの時点で、投資を一切してない人と比べて知識の差ハンパないですよ。

そうなると「他の企業の株はどうだろう」「アメリカの株はどうだろう」「世界の株はどうだろう」と段々視野が広がっていきます。

更に思考が進んでいけば「何が原因で世界的に株価が下がっているんだろう」などと経済に興味が湧いてきます。”経済を知る=お金持ちになれる”わけではありませんが、自分自身の視野が広がること間違いなしです。

投資対象の選定

投資と言えどもその対象はかなりの数になります。

性格や考え、目的によって投資対象は大きく変わります。

代表的な投資対象を見ていきましょう。

※詳細を書くととんでもない量になりますので、概要のみ記載しています。

株式投資

これが一番身近でイメージしやすいでしょうか。

今ではネット証券も充実しており、口座開設も依然と比べて非常に簡単になりました。

現物取引、信用取引がありますが、最初は現物取引をオススメします。

ちなみに「株価が1年で10倍になった!」という話を聞いたことあるかもしれませんが、極めて稀ですので、堅実にコツコツ投資することが重要です。

株式投資のメリット

・上場企業の数だけ投資先があり、興味のある分野(医療、小売、観光など)に投資ができる

・海外の企業にも投資可能

・株主優待や配当金がある ※必ずあるわけではありません

・短期投資、長期投資どちらにも対応可能

株式投資のデメリット

・ある程度の資金力が必要(最低10万円程度)※ミニ株であれば数千円で可

・投資先の企業が倒産した場合、資産価値は無くなる

倒産リスクを回避するために、投資先は複数にしましょう

投資信託

簡単に言うと、色んな企業の株が詰め合わせパックになった商品です。

投資信託を運用している「ファンド」に資金を預けるイメージで、あとは勝手にファンド(投資のプロ)が運用してくれるため、ほったらかしでOK

投資信託のメリット

・色んな企業の株を同時に買うことになるので、自然とリスク分散になる

・長期投資により、複利効果の恩恵が大きい

・100円からでも投資可能

投資信託のデメリット

・運用成績が悪い商品は”繰上償還”=販売中止によって、損失であっても強制的に売却しなければならない

最初のうちは各証券会社の人気の投資信託ランキングを参考に商品選定を行うと良いでしょう。

FX

FXとは、外国為替証拠金取引のことで、世界の通貨を売買する取引です。

外貨預金と決定的に違うところは、「レバレッジ」という持っている資金以上の取り引きが可能になり、現行の規制では最大25倍まで認められています。

要するに1万円であれば25万円分、100万円であれば2500万円分の取り引きが可能になるということです。

FXのメリット

・レバレッジにより資金効率が高い

・基本的には土日を除く24時間取り引きが可能

・外貨預金と同様、金利(スワップ)を受け取ることができる

・「買い」からでも「売り」からでも入れるため、相場が上昇・下落どちらの局面でも利益を上げることができる

・短期でも大きなリターンが狙える

FXのデメリット

・レバレッジを2倍、3倍と掛けると損失も2倍、3倍となる

・コロナショック以降、相場の変動が激しい

・深夜でも相場は動いているため、損失を抱えている時は気になって寝られなくなることもある

レバレッジを掛けると一気にハイリスクハイリターンになりますので、

ご利用は計画的に。

暗号資産(仮想通貨)

代表的なビットコインは聞いたことがあるでしょう。一時期、1ビットコイン=800万円にも高騰して話題となりました。次いで、イーサリアムというのもメジャーではあります。

以前は仮想通貨という名称でしたが、現在は暗号資産という名称で統一されています。

ビットコインの他にも世界中で約9,000種類以上の暗号資産が存在すると言われています。

結論を言うと、他の投資をやった方が良いです。

日本では現在、仮想通貨売買で得た利益は総合課税(累進課税)となり、他の投資と比べて税率が非常に高いです。

また、税制面でも整備しきれていないこともあったり、今後の規制によっては取り引きすら禁止となるおそれもゼロではありません。(そんなことは無いと思いますが・・・)

これからの暗号資産の在り方がはっきりとしてからで良いでしょう。

とは言え、確かに大化けする可能性はありますので宝くじ感覚で買うのは全然ありです。

債券

主に「守りの資産」という位置付けになることが多いです。債券にも国債、社債などがありますが、安定性を考えると先進国の国債が良いでしょう。

これまで紹介した投資商品とは一転、ローリスク・ローリターンとなり、保有期間中の利息収入がメインです。

無くなってはいけないけど、当面使う予定が無い資金あれば債券購入も選択肢の一つとして考えておきましょう。

債券投資のメリット

・極めてローリスク

・国がデフォルトしない限り、利息や満期償還は問題無く行われる

債券投資のデメリット

・株や投資信託のように大きなリターンは得られない

・例えば10年国債を新規で買うと、その資金は基本的に10年間は拘束されてしまう。※期間途中での売却は元本割れのおそれあり。

その他の投資商品

紹介した以外にもCFD、ETF、オプション取引、金・プラチナなど、数多くの投資対象がありますが、それは投資に慣れてからで良いでしょう。

まとめ

投資先リターンリスク
株式投資中~大
投資信託中~大
FX
暗号資産
債券

個人的には、投資信託>株式投資>FX>債券>暗号資産の順でオススメです。

私は上記の投資全て経験済みで、最終的に投資信託に行きついた経緯があります。

少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

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